親知らずとは大臼歯のなかで一番奥に生えてくる第三大臼歯のことであり、だいたい10代後半から20代前半に生えてきます。しかし、なかにはもともと親知らずが全く備わっていない人や、必ずしも4本すべて備わってない人もいます。親知らずがもともと傾いて埋まっていたり、生えるスペースがなかったりしてきちんと生えてこないケースも多々見られます。親知らずを抜歯すべきかしないか、親知らずの生える位置により判断できます。抜歯する時には、色々歯科機器が必要です。
正しい位置に生え、普通に噛んでいる親知らずを無理に抜く必要はありません。ただ、親知らずは横に生えたり、生えきらなかったりすることがほとんどで、腫れたり隣の歯まで虫歯になることが多く、トラブルの原因になりがちです。
年齢的には、思春期以降であればいつでもトラブルになる可能性はあります。無事に一生涯過ごせることもあれば、80歳代になって突然親知らずが痛くなったなんてケースもあります。親知らずを抜くか抜かないかで最も一般的なのは、腫れや痛みなどのトラブルが起こった際に、親知らずが歯としての機能(咬む)しているか? その後歯磨きがきちんと行なえる場所か? などが大きな判断基準になります。
横に生えているような親知らずの場合、歯ぐきを切り、歯を二つに分け抜歯する作業が必要になります。時には骨も少し削ることがありますので、その際はやはりお時間を頂くことになります。