白い歯が手に入る審美歯科、中でもホワイトニングが今色々注目を集めました。でもホワイトニングということは本当は危険なのでしょうか。ホワイトニングということは痛くないでしょうか。ホワイトニング剤で歯が溶けると効いたんだけど...そんな噂や憶測が飛び交っております。今回はホワイリング剤の成分と安全性について少しお話します。
ホワイトニング剤の成分には2種類あります。歯科医院で行うオフィスホワイトニングは過酸化水素を主成分であり、自宅で行うホームホワイトニングは過酸化尿素を主成分としています。過酸化水素水は漂白効果が高いと言われている成分ですが、歯肉への刺激が強いとも言われています。しかし、ph値を口の中に近づけることで、刺激を抑えた成分として使われています。ホワイトニング剤の成分は安全性についてもさまざまな学会などにおいて立証されています。
ホームホワイトニングで使用される薬剤の成分ホームホワイトニングの薬剤は過酸化尿素を主成分としています。ただし、この成分は酸化反応の過程において過酸化水素に変化しますので、通常、ホワイトニング剤の成分は過酸化水素とされています。ホームホワイトニングのホワイトニング剤の主成分である過酸化尿素は過酸化水素に比べて酸化反応がゆっくりしています。
では、ホワイトリング剤の安全性ということについてはどうでしょうか。過酸化水素はオキシドールとして使用されていたり、食品添加物にも使用されているものですから、安全性は確認されています。また、ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を発生する過酸化尿素は、歯茎の治療薬としても使用されているもので、歯肉炎にも効果があると言われているものです。各学会でもホワイトニングの安全性に関する研究・発表は頻繁に行われていて、ホワイトニング剤の安全性についても認められています。ホワイトニング剤に使用される過酸化水素は歯をもろくしたり、エナメル質を溶かしたりすることがないと実証されていて、安全性は認識されています。