鼻は粘膜にフィルター機能があり、ゴミや細菌を取りのぞく役割がありますが、口は細菌、食べもの、異物などがダイレクトに体内に侵入しやすいつくりになっています。最近では、歯周病があらゆる全身疾患とつながりがあることが科学的に証明されてきています。虫歯と身体の関係はなんでしょうか。体にどのような影響を与えるのでしょうか。超音波スケーラーについてですが、家庭用の製品も今登場して、是非アテナデンタルにてご覧下さい。
● 発育が遅れる
虫歯があると食物を十分に噛み砕くことができません。その結果、不満足な食事がもとで栄養が充分にとれず、発育・発達が遅れたりします。また、虫歯が気になって、たえずその部分を舌でさわったり、集中カを失い、精神的に不安定になることがあります。
● 糖尿病との関係
国内外の調査結果から、糖尿病や肥満の人には歯周病が多く、重症になりやすいことがわかっています。一方、自分の歯でしっかりかみ、ゆっくり食事することが肥満の予防につながることもわかってきています。
また、糖尿病患者に対して歯周病の治療と管理を行ったところ、血糖値が改善したという報告もあり、糖尿病と歯周病には双方向の関連性があるのではないかと注目されています。
● 歯ならびがわるくなる
乳歯が虫歯になると、永久歯との交替がうまくいきません。その結果、永久歯の歯ならぴを悪くしたり(歯列不正)、不正咬合(上下の噛み合せが整わない)の原因になります。歯ならびが悪いと、顔の表情や発音にも影響し、人前で話すことをきらうようになったり、劣等感をいだくようになります。
● 妊娠中について
妊娠中は口腔の衛生状態が悪くなりがちで、女性ホルモンの血中濃度が高くなります。歯周病の原因菌には女性ホルモンを利用して増殖するものがあるため、歯周病になりやすくなります。
また、妊婦が重度の歯周病にかかっている場合、低体重児を出産する確率があがるといわれています。歯周病の部分から炎症性物質や毒素が血液に入り、胎盤を刺激したり、子宮の収縮を促すなどして、低体重児出産や早産のリスクを高めるということがわかっているそうです。