審美歯科医療とは、一体なんでしょうか。審美ときたら、まずは美しくさせるということになります。審美歯科というのは、やはり歯を美しくさせるんですよね。審美歯科治療とは、矯正歯科、ホワイトニング、補綴による審美修復といった治療を意味することが一般的です。補綴とは、身体の欠損した部位の形態と機能を人工物で補うことです。
補綴による審美修復は、補綴物である人工の歯で審美性を改善する治療になります。
審美に関するホワイトニングは、加齢、生活習慣、遺伝などが原因で黄ばんだ歯を、薬の力で白く漂白する方法です。海外ではブリーチングという表現をすることもありますが同じ意味です。また、歯科医院で行うホワイトニングのオフィスホワイトニングと
家庭で行うホワイトニングのホームホワイトニングがあります。
矯正歯科というのは、ワイヤーなどによる矯正力により歯を正常な位置に移動させ、あるいは上顎骨、下顎骨の形態変化を起こすことで、審美性や顎口腔機能の回復やその予防を目的とする歯科治療です。不正咬合は多くの疾患や機能障害の原因となり、これを取り除く矯正歯科の役割は大きいとされています。 日本では、一般の矯正治療には保険が適用されないが、外科手術を必要とする症例には保険適用します。
また、「補綴歯科」とは、見た目やかみ合わせをクラウンや入れ歯など人工の歯で補う治療法のことです。歯科治療における補綴とは,歯が欠けたり、なくなった場合にクラウンや入れ歯などの人工物で補うことをいいます。古くは紀元前2,000年~1,000年のエトルリア人の墓地から発掘された入れ歯があります。日本でも奈良時代から入れ歯があったといわれていますので、昔から行われてきた治療法といえます。