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滅菌と消毒について

   歯科機械の保存には、滅菌という流れが欠かせない重要な存在といっても過言ではありません。歯科機械のなか、元々口腔内に適用する機械が多いです。そして、滅菌や消毒などの手入れが大変重要です。今日滅菌と消毒について少しお話いたします。

 

 滅菌ときたら、まず頭に浮かべるのはオートクレーブ(滅菌器)のことでしょう。高い圧力下では、多くの化学反応が常圧の場合よりも早く進行し、また常圧ではほとんど見られない反応も起きることが知られています。また水分を含む物体を加熱する場合、常圧下では1気圧の水の沸点である100℃付近で物体内部の水分の大部分が水蒸気に変わり失われてしまいますが、高圧下では沸点が上昇し、100℃を大きく超える温度でも水分を保持させたまま物体を加熱することが可能となります

 

 <高圧蒸気滅菌>


   適当な温度および圧力の飽和水蒸気中で加熱することによって微生物を殺滅する方法をいいます


   本法は、主としてガス製、磁製、金属製、ゴム製、紙製もしくは繊維製の物品、水、培地、試薬・試液または液状の医薬品などで、高温高圧水蒸気に耐えるものに用います。本法を確実にするため、滅菌器中の空気は操作中排気口からできるだけ排除し、本法を適用されるものが飽和水蒸気で満たされるようにしなければなりません。通例、次の条件で行う。

 

  115℃ 30分間


  121℃ 20分間


  126℃ 15分間


  滅菌処理に要する時間、コストが比較的少なくてすみ、その適用範囲も広いです。 鋼製手術器械、リネン類、ゴム手袋など高温・高湿に耐えうる物質の滅菌に病院、研究所、産業分野ほかで広く用いられています

 


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