虫歯は口腔内の細菌がつくる酸によって歯の石灰分が溶け出す病気です。虫歯は、炭水化物を基質として、口腔内の細菌が産生した有機酸によって歯が脱灰していくといった、歯質の崩壊を主な変化とする疾患です。
虫歯を放っておくと、進行する一方です。歯のエナメル質や象牙質は体の他の部位と違い治癒能力がありませんので人工的に修復しなければどんどん進行していきます。早めに歯科に行き治療を行なうしかありません。早期に治療をすれば痛い思いをする可能性も低くなりますし、治療にかかる時間や費用も少なくなります。
虫歯の進行階段
C1 :エナメル質だけが虫歯。
C2 :象牙質まで虫歯が進んでいる状態。
C3 :神経まで虫歯が進んでいる状態。
C4 :神経が死んでいる状態。
虫歯を治療する時に歯科ハンドピースを利用することがあります。
間食の回数と虫歯の関係
歯にとっては食事の「量」より「回数」が問題です。なぜなら細菌は栄養が供給され続けることにより酸を作る活動が止まらないからです。
夜寝る前の飲食と虫歯の関係
寝ている間は、だ液の出る量が減るのでお口の中が酸性のままで溶けやすい状態が続きます。よって、寝る前に飲食すると、長い時間歯が溶け続けることになります