歯ぎしりとは、寝ているとき、起きている時を問わず、歯をすり合わせたりかみ合わせたりする癖のこと。歯周組織が破壊されることがあり、歯ぎしりする人の6割以上が歯周病を併発しているという説もある。歯周病の治療は専門な歯科機器が必要です。一部分の歯科機器はオートクレーブによる消毒が必要です。
歯ぎしりは動きによって次のように分類されます。
上下の歯を擦り合わせる
下の顎が左右にすばやく動いた状態を繰り返すため、「ギリギリ」とした音が出ます。
上下の歯をぶつけあう
下の顎が上下にすばやく動く状態を繰り返すため、「カンカン」とした音が出ます。
上下の歯を強くかみ締める
上下の歯を力を入れて強く噛みしめた状態です。音はほとんどしません。
治療
ストレス緩和
日常生活のストレスが歯軋りの主な原因であると考えられる場合、心の安らぐ音楽を聴いたり、本を読んだり、散歩をしたり、あるいは暖かいお風呂に入ったりして、のんびりとくつろぐことも効果的です。自分だけではどうしてもストレスを緩和することが難しいという場合、専門医のカウンセリングを利用するのもストレスの多い環境に対処するための有効な手段の一つです。
マウスガードの利用
現在、歯科医院では歯ぎしりによる症状の治療をすることができます。主な治療法としはマウスピースの装着という方法があります。マウスピースを装着することで、歯ぎしりをした際に歯にかかる負担を和らげ、症状を改善することができるのです。またあまりに症状がひどい場合には、歯を削ったりして噛み合わせの調整を行うことも有効です。