歯周病とは、歯を支えている土台が破壊される病気です。一番の原因は細菌の塊です。口の中に残った食べカスをエサに繁殖したプラークが付着すると、その中で毒素が作り出され歯肉に侵入して炎症が起こります。たまに歯ぐきが腫れた感じや、痛みを感じるときもありますが、これは細菌や細毒素の侵入を防ごうと体が戦っている時に起こる「炎症」です。これを何回も繰り返しているうちに、歯を支える土台が破壊され、最終的には歯を失ってしまいます。
歯周病の進行
1、歯肉炎ー歯肉に炎症がみられるが歯槽骨の吸収はない。2、軽度歯周炎ーいわゆる歯周炎。歯肉炎より炎症が強い。歯肉が赤色に。歯槽骨の吸収がはじまる。3、中等度歯周炎ー歯槽骨の吸収が進行している。歯を指で押すと若干ぐらぐらする。4、重度歯周炎ー歯肉は真っ赤又は赤紫色で出血あり歯はぐらぐらしていて、物を噛むのが困難。歯周病の治療が専門な歯科用品が欠かせません。一部の歯科用品はオートクレーブによる消毒が必要です。
タバコと歯周病の関係
歯周病を悪化させる原因として、タバコが危険です。喫煙本数が多ければ多いほど、危険性は高くなります。喫煙が歯周組織に与える悪影響として主に、①歯ぐきへの血液の流れが悪くなり酸素や栄養が欠乏したり、老廃物の除去がうまくいかなくなります。②歯ぐきが線維化し、出血など歯周病の主な症状が出にくく、手遅れになりやすいです。③細菌と闘う白血球の機能が減少します。④歯周病の治療に必要な細胞の働きを抑えてしまい、治療に対する反応が悪くなります。
予防
歯についた歯石や歯垢(プラーク)を確実に取り除くことが大切です。プラークが沢山付着していて、虫歯や歯周病のリスクが高い患者さんの場合、虫歯や歯周病の治療が終わっても、今後は再発のリスクを下げる対策をしていかなければいけません。歯周病に対する考え方として最も重要なのは予防であり、少しでも顎骨が溶かされる前に歯科で管理していくことが大切なことです。
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