歯周病とは、歯の周りの組織(歯周組織)=骨、歯ぐき(歯肉)が破壊されていく病気です。自覚症状がなく進行することが多いので、症状(腫れ、痛み、動揺など)が出たときには、かなり進行している場合が多いです。成人の歯を失う原因の第一位は歯周病です。今度は末期の歯周病の治療法ー歯周再生治療法を紹介します。
1980年代以降、新しい研究の成果として失われた歯周組織をよみがえらせる再生治療が開発されました。歯周病の手術に特殊な材料を併用することで、歯周病で破壊された組織を再生させる方法です。具体的には,GTRメンブレンあるいはエナメルマトリックスデリバティブという材料を用います。いずれも、医療用として欧米諸国で広く使われている安全な材料です。外科の手段で治療を行う時に生体情報モニタの利用を勧めます。
エムドゲイン法
エムドゲインはスウェーデンで開発された歯周組織再生誘導材です。エナメル器質タンパクを主成分とする薬であるEmdogain Gelを塗って、歯周組織の再生を図ります。Emdogainを塗ることによって失われた歯周組織の周囲に歯の萌出時と同様の環境を再現し、歯周組織の再生を誘導します。
GTR法
GTRとは、破壊された歯周組織を再生させる治療法です。歯周病などで、歯を支えている歯根膜や歯槽骨などの歯周組織が破壊されたなどの場合、そのままでは歯周組織は再生しない上どんどん痩せてきます。その破壊された歯周組織を出来る限り元に近い状態に再生させる方法がGTRです。
http://www.athenadental.jp/category-2017-b0-生体情報モニタ(患者モニタ).html