親知らずとは、下顎第三大臼歯および上顎第三大臼歯の事をいいます。知恵歯、智歯・知歯とも呼ばれ、英語では、賢い歯、つまりwisdom teeth ともいいます。これは物事の分別がつく年頃になってから生えてくる歯であることに由来しているようです。親知らずは、成人になる頃に生えることが多いので、親が子どもの歯が生える頃には親元を離れたりして歯の生え始めを知ることがないため、このように呼ばれています。
親知らずが完全埋伏歯で、真っ直ぐ生えずに横を向いている状態、または、斜めを向いていて一部分しか見えていない場合などは、親知らずをのこしておくメリットがなく、そのままにしておくことで、お口の中に様々な悪影響が出るため、お痛みが出たり歯並びが悪くなったりする前に、抜歯をしてしまう方が良い場合が多いです。抜歯の時には歯科インスツルメントが必要です。
親知らずを抜くメリットの紹介
1.生え方によっては、歯肉の炎症や腫れ、歯並びの乱れの原因になる。
2.親知らずがアゴの動きを邪魔して、顎関節症を引き起こす場合がある。
3.汚れがたまりやすく周辺の歯にも悪影響を及ぼし、口臭の原因になる。
4.親知らずは歯ブラシが届かない位置にあるため、虫歯や歯周病になりやすい。
親知らずを抜かなくても良い場合もあります。
1腫れや違和感が少しの場合。
2矯正の移植に利用できる場合。
3ブリッジの支台歯として利用できる場合。
4きれいに生えてきて、歯磨きにも問題が無い場合。
5完全に骨の中に埋まっていて、今後も問題が起こる可能性が低い場合。
http://www.athenadental.jp/category-2059-b0-外科用インスツルメント.html