親知らずは1番最後に萌出してくる奥歯のことで智歯または第3大臼歯といいます。普通に萌出し上下の歯がきちんと咬合していれば問題ありませんが、きちんとはえずに歯本来の物をかむという役目をはたさず他の歯に悪さするような親知らずを放置するといろいろな障害を引き起こします。そのためには、親知らずに異常を見つけたら歯科医院を受診し、歯科レントゲンで撮影し、結果によって抜歯が必要することもあります。
親知らずを抜くタイミング
親知らずを抜くタイミングについては、基本的には歯ぐきの炎症が無いこと、あと風邪をひいてないか、何か薬は飲んでいないかなど健康面の問題が無ければいつ抜いても大丈夫です。若ければ若いほど骨も柔らかく抜けやすいですし、術後も治りが早いため出来れば20代のうちに抜いておく方が良い
親知らずを抜く治療の手順
1.親知らずの周りの歯茎に麻酔の注射をし、痛みや出血を抑えます。
2.歯と顎の骨に手用器具を入れ、力をかけて歯を脱臼させてから、歯を抜きます。
3.以上の流れで抜歯が済んだら、ガーゼを噛んで休憩し、出血が落ち着いたら帰宅となることが一般的です。(心臓病や高血圧の人は抜歯する時に生体情報モニタの利用を勧めます。)
親知らずの抜歯後の注意点
1麻酔によるお口のしびれは、およそ術後1~3時間程度残るのが普通です。その間、唇や頬を噛んだり、熱いものをお口に入れてやけどをしないようにするために、麻酔が切れるまではお食事をひかえてください。2術後30~40分くらいはガーゼをしっかり噛んでおいてください。3抜歯した周囲の傷の付近にさわらないようにして磨いていきましょう。